勉強は、しないとダメ?

勉強はなぜ、しなければならないか?

誰もが一度は考えたことがあるとは思います。

なぜ、自分は勉強しなければならないのか?と。

このことを考える前には、

人はなぜ生まれてきたのか?

人はなぜ、生きていかなければ、ならないのか?

何が人生の幸福なのか?

などの疑問があると思いますが、それは次の機会にでも譲るとします。

50年近く生きてきて、若い頃は少なくとも普通の人以上に勉学にいそしんできた、という自負があります。

人はなぜ、勉強しなければならないか?

最終的に辿りついた私なりの結論は、

自分自身の「人生ゲーム」をより楽しむため

であります。

例え、環境が恵まれていたとしても、いつまでも親元で甘えていては、いつまでたっても、自分自身のリアルな人生を過ごしていることにはならない、と思います。

親元から、経済的、精神的に独立して、自分自身で100%リスクを負うとともに、自分自身好きなように生きていく、ことが大事だと思います。

当然に、経済的に自立するには、何か仕事をして、糧を得なければなりません。

また、自分自身で好きなことをするには、それについて学ぶ必要があります。

効率的、合理的に日常を過ごすには、自炊、買物、家計、掃除洗濯、などについても知る必要があります。

従って、所謂、「読み」「書き」「算盤」など、ある程度の基礎学力が必要だと思います。

中学レベルは分かるとして、高校レベルの勉強は必要か?という疑問が出て来ますが、個人的には、やや微妙です。

私自身、高校で習った、「微分」「積分」や「世界史」が、今までの人生で何か役に立ったか?と問われると、「・・・」という感じではありますから。

しかし、机上とは言え、難解な問題を解くことが出来る「思考力」を養うことは後々の人生に必要な事であります。

また、世の中は同じ事を繰り返す面があり、過去の人類の歴史を知ることは無為とは言えません。

実際に、「微分」「積分」を仕事で使う人は、世の中の人のごくごく一部ではありますが。

また、勉強も一つの「修行」の面があります。

自分が好きな科目・分野の勉強なら、いくらでも出来る、という人も居るかもしれませんが、実際にやってみると、なかなか精神力が要るものです。

大学二年生までは、やりたくもない科目を延々と勉強し続けなければなりませんが、一種の忍耐力強化、と考えてはどうでしょうか?

(どうしても嫌なら、高校卒業後、専門学校へ行くという選択肢もありますが、現状は大学卒を優先する社会の傾向は否定出来ないでしょう。)

なお、言わずもがな、これからの世の中では、外国語は必須だと思います。私は、英語を使えずともそれなりに生きて来れましたが、英語が出来ればもっと仕事が出来たと思いますし、なんと言っても、「英語版」の人生ゲームも楽しめたであろうから・・・。

あ〜、もっと英語を学べば良かったな〜。